💡屋根・外壁塗装のお役立ち情報㉑💡「塗装の艶有りと艶なしの違い」 | 外壁塗装なら諫早市にある外壁塗装専門店にご依頼ください

外壁塗装の際には、色の選択のほか、艶の有無や度合いを選択します。

塗料には、光沢がはっきりとしたツヤツヤの「艶有り」と光沢や艶を抑えたマットな感じの「艶消し(艶無し)」があります。

艶とは滑らかな平面や曲面に浮かぶ、光の反射や光沢のことです。

外壁塗装では平面に60度の角度から光を当てて、反射した光を計測し、艶の有無の尺度としています。光が反射した強さを数値化したものを「グロス値」または「光沢度」といいます。

🏠艶の種類🏠　

外壁塗装の艶は、基本的に5段階存在します

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　艶有り（光沢度70％以上）

光沢度70％以上のため、しっかりと日光を反射するので、塗ったあとはツヤツヤしていて新築のような印象になります。

　7分艶（光沢度60％前後）

日光の弱い曇りの日など、天候によりツヤを感じづらくなることがあります。

　5分艶（光沢度35％前後）

ツヤあり・ツヤなしの中間で、半ツヤとも呼ばれています。やや控えめなツヤ感となります。

　3分艶（光沢度15％前後）

ツヤ消しにほんの少しだけツヤがある状態で、ほぼツヤなしの状態です。見る角度によってわずかにツヤが感じられます。

　艶消し（光沢度5％以下）

ツヤが全くない状態で、「マット仕上げ」「フラット仕上げ」とも呼ばれています。

※艶は全部で5段階ですが、塗料の種類によっては「艶有り」がないものや、「艶消し(艶無し)」がないものもあります。5段階全てが用意できない塗料も多数あるので、ご注意ください。

　艶有りと艶消しの耐久性の違い　

艶有り塗料とは艶有り成分のみの塗料となり、艶消し塗料とは、ほとんどのものが艶有り塗料に艶消し材(調整剤)という添加物を混ぜたものです。艶消し材を混ぜることによって光沢を抑えています。艶消し材(調整剤)が滑らかな表面に細かい凹凸を作り出し、光が乱反射して艶を鈍く見せているのです。

艶消し材を混ぜているので、艶有りに比べて艶消しの表面はザラザラしていて細かい凹凸があるため、ゴミやほこり、水などが溜まりやすくなり、塗料の劣化が早くなることに繋がります。艶有りのように塗装の表面が滑らかであればゴミなどが付着しても落ちていきますが、表面がザラザラしている艶消しでは付着したゴミなどが引っかかって落ちないことがあるのです。

艶を消せば消すほど調整材の量は多くなり、それと同時に性能は下がってしまいます。

艶有りの方が汚れが付着しにくいことから耐用年数が長くなり、耐候性も優れるのです。

また、艶有りのように何も混ぜていない純粋な塗料であれば元々の耐久性を発揮しますが、そこに艶を消すための調整剤を混ぜたことで、全体的に塗料としての耐久性が通常よりも劣ってしまいます。

艶有り塗装は艶消し塗装と比較すると耐用年数が1.5年～3年程度長いと言われています。

艶有り塗料のメリット・デメリット

💡メリット💡

✅表面が滑らかなため、汚れが付着しにくい

✅艶消し塗料に比べて汚れが付着しにくいので耐用年数が長い

✅光沢感が美しく、新築のような印象になる

✅選べる塗料の種類が多い

💡デメリット💡

✅見る人によってはピカピカな光沢感が逆に安っぽくみえてしまう

✅建物を見る角度によっては光の加減で光沢が眩しく見える

✅艶感は経年劣化により、2～3年程度で徐々に消失していく

艶消し塗料のメリット・デメリット

💡メリット💡

✅マットで高級感ある仕上がりになる

✅しっとりとした雰囲気になるため和風の家によく合う

✅艶有りに比べ、経年劣化による艶の消失に対する心配がない

💡デメリット💡

✅表面がザラザラとしていて凹凸があるため汚れやすい

✅調整剤を混ぜているため塗料の性能を十分に発揮できず耐久性が低い

✅光沢がないため、地味な印象に感じられる

✎まとめ✎

艶有りと艶消しでは住まいの印象が変わりますが、どちらが好みかは人それぞれです。そのため、艶の有無や程度については好みで決めることをお勧めします。

特にこだわりがなく、どちらでも良いのであれば、耐久性の高さなどを考えて艶有り塗料を選ぶのが良いかもしれません。

それぞれの性質には一長一短あります。高いお金を払って行う塗装工事ですので、後悔のないように、艶有りと艶消しの性質をよく知ってもらい、ご検討していただければ幸いです。