「外壁のクラックとは?」
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屋根塗装・外壁塗装をお考えのお客様にお役に立つ情報を発信しております!!
今回は「外壁のクラックとは?」についてご紹介致します☝
●●クラックとは??●●
外壁や内壁、基礎部分などに現れるひび割れのことを「クラック」と言います。
クラックは様々な原因で発生します。
クラックの大きさや程度によって補修のしかたも変わってきます。
住宅に使用される外壁材には窯業系サイディングやモルタル、ALC外壁、コンクリートなどが代表的ですが、クラックはこれらの外壁材全てで発生する可能性があります。
●●クラックの原因●●
✅経年劣化
外壁塗装は住宅の美観を維持したり、雨風や紫外線から住宅を保護したりしていますが、常に外的要因にさらされているため時間の経過とともに劣化してしまいます。外壁の劣化が進むと、症状の一つとしてクラックが発生することがあります。
✅乾燥
湿式工法を採用しているモルタルやコンクリートの外壁では、下地材に含まれる水分が蒸発して乾燥する際に、上塗り材が収縮してクラックになることがあります。
✅地震の揺れや車・電車の振動
地震による揺れや、車や電車が通過する時の振動によってクラックが生じることもあります。とくに、地震が原因の場合、構造クラックと呼ばれる深刻な状態である可能性が高く、その場合はできるだけ早く点検・補修を実施しなければなりません。また、交通量の多い大通りや線路沿いの家は、一般的な家よりも振動を受けやすいことから、クラックが発生しやすい傾向にあります。
✅施工不良
経年劣化や揺れが原因で発生するほか、施工不良によってクラックが起こる場合もあります。
「下地処理が不十分だった」「乾燥が不十分なまま塗装を進めた」「雨や雪などの外壁塗装に適さない気候条件で塗装を行った」「塗料の選択に誤りがあった」などの施工不良によってクラックが発生してしまうことがあります。
塗装完了後は綺麗に見えても、施工不良によって塗膜がきちんと形成されなかったり、外壁材に塗料が密着しなかったりすることがクラックの原因になります。
たとえば、耐用年数が10年とされる塗料で外壁塗装を実施しており、1~2年でクラックが生じたといった場合は、原因の一つとして施工不良が考えられます。
🏠クラックの種類🏠
ヘアークラック
ヘアークラックとは、髪の毛のように細く短く、幅が0.3ミリ以下、深さ4ミリ以下の軽微なひび割れのことです。
外壁塗装の表面だけに起こることが多く、建物内部にはダメージを与えたりしていないため、慌てて対処する必要はありません。
ただ、放置していると、そこからひび割れが深刻化するケースがあるため、注意が必要です。
定期的に観察することをおすすめします。
構造クラック
構造クラックとは、幅が0.3ミリ以上の建物構造にまで影響する可能性のある深刻なひび割れのことをいい、別名「貫通クラック」とも呼ばれています。
原因としては、「建物の構造的な欠陥」「地盤の不同沈下や基礎の劣化」「凍結と融解が繰り返される」「地震や強風などによる外的要因」などがあります。
構造クラックは、下地まで割れが発生している可能性が高く、ひび割れ部分から雨水が建物内部に侵入し建物内部を腐食させてしまいます。そのまま放置してしまうと、建物内部まで損傷が広がってしまったり、建物が倒壊してしまう恐れもあるので早急な補修が必要です。
乾燥クラック
乾燥クラックとは、モルタルやコンクリートなど湿式工法による外壁材に多く見られる現象です。湿式工法による外壁材は、モルタルなどの塗り壁材に水を練り混ぜてから施工し、乾燥させるので、乾燥過程で水分の蒸発などにより収縮し、体積が小さくなることでひび割れが発生してしまいます。また、未乾燥のまま上塗り材を塗装してしまうと、下地の収縮に耐えきれず、塗膜に幅の小さなひび割れが発生します。
縁切りクラック
縁切りクラックとは、モルタルやコンクリートなど湿式工法による外壁材に多く見られる現象です。基本的に湿式工法による外壁材は、一度に一面を仕上げますが、途中で作業を中断したり、部分的にやり直しをすることで、塗料の乾燥具合に差がでてしまい、新旧の塗料の継ぎ目部分にひび割れが発生します。
開口クラック
開口クラックとは、窓や扉など建物の開口部の周りに斜め方向に発生するクラックのことです。
開口部は上下左右に力がかかりやすい場所であることから、建物が受ける揺れやゆがみで外壁がずれてしまい、端から亀裂が発生します。
開口部は雨天などの際に必ず雨が通るため、雨の影響を受けやすくなっています。開口クラックに気付いたら早めに業者に見てもらうことをおすすめします。
⚠注意⚠
クラックが横方向に伸びている場合には注意が必要です。縦に入ったひび割れであれば上から流れてくる水を線で受けるので水が浸入しにくいですが、ひび割れが横に伸びている場合は、水を面で受けるので外壁の内部へ水が浸入しやすくなります。
ヘアクラックほどの細かいひび割れであれば、縦と横のどちらの方向でもすぐに雨漏りが発生するといった心配はありませんが、ひび割れが進行してしまっている構造クラックの場合には、横方向のひび割れの方が外壁内部まで雨水が浸入して室内の雨染みや雨漏りにつながる可能性が高いので要注意です。
😢クラックが引き起こすリスク😢
①雨漏りに繋がる💦
ひび割れが発生すると雨水が外壁内に侵入してしまいます。そうすると、はじめは室内への影響はありませんが、時間が経つと室内の雨漏りに繋がってしまう可能性があります。特に、横に割れたひび割れは雨水の侵入する量が多くなるので、注意が必要です。
②躯体の劣化、建物自体の耐性が落ちる💦
ひび割れからの雨水の侵入により、外壁材自体の劣化が進行します。例えば、窯業系サイディングは反り・割れなどが発生し、鉄筋の錆によるコンクリートの爆裂などが発生します。さらに劣化が進行すると、透湿防水シートや下地(木部)が腐食し、外壁材を取り外して交換しなければならないこともあります。その結果、建物自体の地震や災害に対する耐性も落ちてしまいます。
③湿気によるシロアリの発生💦
ひび割れから侵入した雨水が外壁内部の構造体にも浸透すると、家の内部でシロアリが発生しやすくなってしまう恐れがあります。シロアリは建物の弱体化を招き、建物の倒壊のリスクを高めます。
④湿気によるカビの発生により人体に悪影響を及ぼす💦
ひび割れから雨水が浸入すると、室内はカビが発生しやすい環境になります。カビが繁殖した環境で生活していると、空気中のカビ菌が体内に入り込んで、感染症やアレルギー、中毒などを引き起こす可能性があります。カビが発生することによって人体にも悪い影響を及ぼす可能性があるのです。
⑤見た目の美観を損なう💦
ひび割れのある家は見た目が古びた印象になるため、建物の美観が損なわれてしまいます。
💡クラックの補修方法💡
●●シール充填工法●●
軽い症状のものであれば、シール充填工法という方法で部分的に補修されるのが一般的です。
シール充填工法とは、ひび割れが生じている部分にシーリング材を充填する方法のことです。シーリング材とはペースト状でゴムのような弾力性があり、防水性や気密性のある充填材です。隙間に入り込んで水や空気の侵入を防止できます。
ひび割れている部分にシーリングを埋め込むという、表面的な補修方法であるため、幅の深さのないひび割れを補修するのに適しています。
●●Uカットシール工法●●
構造クラックなどの幅が広いクラックはUカットシーリング充填工法という方法で補修されます。
Uカットシーリング充填工法は、いったんひび割れに沿ってクラック部分とその周辺をU字にカットした後に、シーリング材を充填し、その上からポリマーセメント塗布するのが大まかな流れです。
●●外壁塗装●●
0.3ミリ以下のクラックの場合、シール充填工法のほか、外壁塗装も有効な対処法の一つです。
外壁塗装では、古い塗料や汚れを除去し、新しい塗料を塗布するため、外壁の表面にできているクラックであれば外壁塗装で症状をリセットできます。
とくに、経年劣化が原因の場合、部分補修だけではすぐに他の箇所に劣化症状が表れる可能性があります。
そのため、発生原因によっては、シール充填工法よりも外壁塗装が適しているケースがあるのです。
✨✨まとめ✨✨
クラックには、下地までダメージがなく塗膜にのみ発生しているクラックと、下地まで発生しているクラックがあります。それらのクラックの原因はさまざまです。
下地に影響のない軽微なひび割れであれば、早急に補修する必要はありませんが、それ以上の下地までひび割れが発生しているようなクラックであれば早急な補修が必要です。
クラックをそのまま放置してしまうと、ひび割れ部分から雨水が建物内部に侵入し建物内部を腐食させてしまいます。建物の劣化や腐食が進行すると、外壁内部の構造体にも悪影響を及ぼし最悪の場合、建物が崩壊してしまう恐れもあるので注意が必要です。
クラックの進行具合によって補修の緊急度が変わるものの、放置していても自然に状態がよくなることはありません。軽微なひび割れを長期間放置してしまい、クラックが大きくなってしまうケースもあります。そうなると、建物に深刻な被害が発生する可能性が高まりますので、見つけた段階で対処するのがおすすめです。
また、クラックが横方向に伸びている場合では、雨水が建物内部へ浸入しやすくなっているため、建物の構造や地盤などに何かしら重大な問題がある可能性もあるので要注意です。
クラックの補修方法としては、シール充填工法やUカットシーリング充填工法、外壁塗装などがあります。
補修方法はクラックの状態によって異なります。
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最寄駅 | 諫早駅 |
ショールーム | 有限会社田中塗装ショールーム |
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2022/02/05
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